皆さんはドローンがどれくらいの高度まで飛ばせるかご存じですか?
航空法ではドローンの飛行高度は地上または水面から150mまでと決められています。
それより高い飛行を行う場合は特定飛行にあたり、特別な許可が必要です。
併せて許可申請の前に空域を管轄する機関と調整を行う必要があります。
更に、ドローンに組み込まれているアプリで、高度制限解除の設定を行う必要があります。
今回、印刷会社様から教材写真撮影のご依頼があり、盛岡市の上空1.000mからの空撮を行いました。
管轄の航空局、航空事務所、空港への申請等、全ての飛行許可が下りるまでにおよそ最短で2週間ほどかかりますが、行政書士に頼んだ場合でもメールでのやりとりで週末に修正依頼が来る事が多いため、飛行まで1ヵ月ほど余裕を持った方が良いです。
併せてDID(住宅密集地)での直上飛行のため、アングルを考慮した離着陸場所を決定し、今回は南部鉄器の岩鋳様の駐車場から離着陸の許可をいただきました。
飛ばすのは一時ですが、それまでの事前準備が大変ですね。
飛行当日は朝から濃霧、上空はおそらく雲海になっていて綺麗だろうね、などと悠長な事を言いながら霧が晴れるのを待つも、一向に晴れる兆しがありません。一旦帰宅し、10時過ぎにようやく霧が晴れました。
再び集合して機体を準備し、安全確認後早速フライト開始。
目視外飛行の許可を得ていますが、離れてでも目視可能なように機体のライトを点灯させて上昇。
アンテナは機体に届く様、辺の部分を真上に向けます。
付近に航空機を確認した場合、直ちに着陸する条件で飛ばします。
サービスモニターにはぐんぐん上昇する景色が広がり、クライアント様も驚きの声を上げています。
5分ほどで高度1,000mに到達。強風警告表示も出ず、快晴微風の絶好の空撮日和です。
そこから見る景色はまるで飛行機からの目線!
機体にはパノラマ撮影や360°静止画撮影可能なモードがあるので、この際様々なモードで撮影しました。
着陸まで機体は肉眼で確認出来、安全に業務を遂行出来ました。
その後、データ処理を行いGooglePhotoにアップ。
上空1,000mからの360°目線は、まさに圧巻でした!
飛行機では見る事が出来ない、空中に浮かんだ状態での景色を眺められます。
VRゴーグルやスマホで見られるので、間違いなく感動します。
今回の貴重な画像は今後、岩手の子供たちに公開される予定です。
我々はこうした高高度での360°空撮も行っています。
自治体の紹介、学校教材、現況記録など、高精細な空撮画像をご提供します。
まずはご相談下さい!
※1,000mの高度では距離が遠く、プライバシーの特定は出来ませんのでご安心下さい。